2週間に渡って下落の傾向にあるドルの本日の始値は、1ドル6.77トルコリラだった。中央銀行がカタール中央銀行と結んだスワップ枠の拡大も、ドルの下落に影響している。市場は中央銀行の明日の金融政策委員会の決定に注目している。
ドル/TL(トルコリラ)相場は安値で始まり、1ドル6.7850TLで取引されている。約2週間にわたり下落の傾向にあるドルは、昨日スワップ協定に関する報道が流れたことで、4月13日以降最低水準である6.7532まで下落し、終値は前日から1.6ドル下がって6.7778ドルだった。
トルコ共和国中央銀行(TCMB)とカタール中央銀行の間でスワップ枠が拡大され、150億アメリカドルに対応するトルコリラとカタールリヤルを上昇させた。
ドルはスワップ協定に関する報道の後、下落を加速させて6.7688まで落ち、9時20分以降は前日終値から0.1パーセント高い6.7850TLを保っている。同時刻、ユーロは0.2パーセント高い7.4180TL、ポンドはほとんど変動せず8.3030TLで取引されている。
ドルの指数は前日終値から0.1パーセント下がって99.5、ユーロ/ドル平価は0.1パーセント増加し1.0940を付けた。
アナリストたちは、今日の国内の消費者信頼感指数、国外ユーロ圏における経常収支、消費者物価指数(TÜFE)ならびに消費者信頼感指数のデータと、アメリカ中央銀行が今夜開催する会議の報告書を追うことを明かした。
スワップ協定に関する報道の流れと、明日の中央銀行の金利決定が市場の焦点となるだろうと述べるアナリストらは、専門的見解から、終値が1ドル6.77TL以下だった場合は、下落は加速度を増し6.70にもなりえるだろうと述べた。
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( 翻訳者:西田 萌 )
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