シリア:トルコの支援を受けた国民戦線メンバー間の衝突がアフリーン市の安定を脅かす
2020年05月29日付 al-Quds al-Arabi 紙


■トルコの支援を受けた国民戦線メンバー間の衝突がアフリーン市の相対的な安定を脅かす

【ダマスカス:ヒバ・ムハンマド】

シリア北部地域における治安上の混乱と不安定な状況の新たな現象として、アレッポ郊外のアフリーン市では金曜、国民戦線メンバー間の激しい衝突が発生した。これに先立ち、アレッポ北部に位置するアザーズ市でも同様の衝突が起きていた。

地元情報筋によると、「ハムザート師団」と、東グータからアレッポ北西部郊外にあるアフリーン市に移住してきた武装集団の間で行われた激しい戦闘によって死者と負傷者が発生したという。

同筋によれば、アフリーン市で「ハムザート師団」の武装集団と、東グータ東部からの移民武装集団の間で発生した戦闘は、ハムザート師団に所属する武装グループが商業店を襲撃した後に発生した。また同商店の所有者は東グータのアラビーン地区出身であったという。

シリア人権監視団は以下のように述べた。「武装集団が代金を支払うことなく商店から食料品を強奪しようとした。店員が強奪を拒否した後、武装集団は爆弾によって商店に対する攻撃を行い、事態は緊張状態へと陥った」。その後状況は「自動小銃を用いた武力衝突」へと発展し、「イスラーム主義組織『シャーム自由人イスラーム運動(アフラール・シャーム)』の複数メンバーの支援を受けた『東グータの息子たち』とハムザート師団のメンバーの間の戦闘が始まった」。また同筋によれば、この衝突はアフリーン市のラージュー通り付近で起きたという。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49196 )