イスラエル:ユダヤ人入植者らが再開後のアル=アクサー・モスクに突入
2020年05月31日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ユダヤ人入植者らが再開後のアル=アクサー・モスクに突入
【エルサレム:アナトリア通信】
ユダヤ人入植者数十名が日曜日の朝、アル=アクサー・モスクが再開されてから数時間後、同モスクの広場内に突入した。
複数の目撃者によると、ユダヤ人入植者数十名はイスラエル警察の保護のもとでアル=アクサー・モスクを襲撃した。パレスチナ人の礼拝者たちは、入植者らの突入に直面し「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだ。また目撃者によれば、イスラエル警察はこの突入に際し、同モスクの広場内にいた若者1名と女性2名を逮捕した。
エルサレムのイスラーム・ワクフ部局は、日曜日の朝、新型コロナウイルスの流行が原因で2か月以上閉鎖されていた同モスクを再開していた。
ファジュル(夜明け)の礼拝の直前、何百人ものパレスチナ人礼拝者たちが、門(ハッタ、マジュリス、スィルスィラ)を通ってアル=アクサ―・モスクの広場へと入った。その際彼らは、モスクに対する愛情と憧憬を表す標語を唱えていたという。
ワクフ委員会は3月23日、新型コロナウイルスの流行により、同モスクでの礼拝を一時停止することを発表していた。
これ以降、同モスクで行われる礼拝には警備員およびワクフ委員会のスタッフのみが参加していた。
(後略)
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
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