リゼで茶摘みに動員令
2020年05月31日付 Cumhuriyet 紙
リゼ県フンドゥクル郡で、トルコでは恐らく初の自治体による茶摘みのための動員令が出された。90名が一日半に渡ってボランティアによる共同作業で茶を摘み、その茶葉により自治体は2万195リラの収入を手にした。
リゼ県フンドゥクル自治体は、ラズ語で「メジ」というボランティアによる共同作業の名のもとに自治体内で茶摘みの動員令を発した。「フンドゥクルではメジがある」といって出発したフンドゥクルの人々は、自治体の指示によって茶摘みを始めた。90人が参加した共同作業では茶畑の清掃、茶摘み、摘んだ茶葉の運搬、販売とともに、さらに別のグループは食事作りを担当した。
1日半のみ働いた90名は、合計5770㎏の茶葉を集めて工場に売り2万195リラの収入を得た。茶摘みが行われた茶畑の所有者は、この収入を自治体で行われる行事の費用に充てるためフンドゥクル自治体に寄付した。さらに、3社の工場も5770㎏の茶葉を一度に購入して、この共同作業に貢献した。
フンドゥクルのエルジュメント・シャヒン・チェルヴァトオール首長は、共同の茶摘み作業に参加して収入を自治体に寄付した住民に感謝し、会見の中で次のように語った。
「1日半で合計90人が参加し、茶葉の収穫、清掃、運搬、売却と食事班に分かれ5770㎏の茶葉を収穫し、2万195リラの収入を得た。土地の特産品を自治体の行事で使用するよう寄付してくれた人々、収穫した茶葉を買った工場、共同作業に参加してくれた人に、住民を代表して感謝する。皆で生産管理を続けよう。ボランティアの共同作業を拡大する予定だ。」
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( 翻訳者:新井慧 )
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