新型コロナウイルスの緊急事態から日常に戻りつつある中、トルコ全国で人々は金曜礼拝のためモスクの中庭へ駆けつけた。前もって消毒された庭で人々は手指をアルコール消毒され、マスク着用と社会的距離を確保するよう呼びかけられた。
モスクや礼拝所は新型コロナウイルスの影響で3月16日から閉鎖されていたが、2か月半ぶりの金曜礼拝を機に、集団礼拝に向けて開かれた。チャムルジャジャーミィでも2度目の金曜礼拝が社会的距離のルールに従って行われた。この様子は空からも撮影された。
金曜礼拝は先週再開されており、2回目の金曜礼拝をするため人々はチャムルジャジャーミィを訪れた。
モスクを訪れた人々はマスクを着け、それぞれの礼拝用マットを持参していた。マスクを着用していない人にはマスクと使い捨てマットが入り口で配布された。チャムルジャジャーミィで金曜礼拝をする人々の姿が空から撮影された。
トルコ各地の金曜礼拝も、新型コロナウイルス対策により、モスクの中庭やスタジアム、市場や学校の校庭で行われた。
コンヤ県には3225のモスクがあるが、新型コロナウイルス対策に従いつつ県衛生委員会の決定に則って1398のモスクで金曜礼拝が行われた。これらのモスクでは1.5メートルの距離が保たれた。
メヴラーナ広場にあるスルタンセリムジャーミィではおよそ1500人規模の金曜礼拝が行われた。やって来た人々は体温測定を受けてから広場へ入った。
広場には消毒テントが建てられ、マスクを持たない人々にはマスクが配布された。コンヤ県ではいくつかの郡でモスクだけでなくスタジアムでも金曜礼拝が行われた。
トラブゾン県でも新型コロナウイルス対策を取りながら、社会的距離のルールに従って金曜礼拝が行われた。
日常に戻りつつある中、社会的距離に注意して2度目の金曜の礼拝が行われた。イスケンデルパシャジャーミィの庭やメイダン公園では人々が早くから礼拝に来て、庭で距離を取りながら礼拝用マットを敷いて礼拝した。
また、イェニマハッレにあるイペキヨル・イベント会場でも社会的距離をとって金曜礼拝がおこなわれた。
サムスン県でも、人々は新型コロナウイルス対策として金曜礼拝を屋外で、社会的距離をおきながら行った。
サムスンでも日常化への歩みの中、社会的距離のルールに従って、二度目の金曜礼拝が行われた。人々は社会的距離を保って礼拝用マットを敷き、礼拝した。
都市では、信徒の群衆でモスク周辺の道路も一杯になっていた。
東アナトリア地方のエルズルム県、エルズィンジャン県、アルダハン県、アール県、ウードゥル県、トゥンジェリ県、カルス県では、新型コロナウイルス対策をとる中で、所定の場所で二度目の金曜礼拝が行われ、衛生状態を保っていた。
屋外やモスクの庭でも、礼拝前に体を清める泉や洗浄所、モスク内部のトイレは閉鎖されたままであった。
エルズルム県では礼拝のためにヤクティエ市民広場やウルジャーミィ、エルズルム城やチフテミナーレ神学校のある広場に、シンボルとしてのミフラーブ(カーバ神殿の方向を指す窪み)やミンバル(説教壇)が置かれ、そこで何千人という人が社会的距離を置いて対策をした。
パランドケン郡にある標高2800メートルのユクセキイルティファ・キャンプ場では、練習用トラックに社会的距離を表す線が引かれ、人々はこの線に沿って礼拝を行った。
対策が遵守されるよう、多くの治安部隊が配備され、礼拝前に自分のマットを持っていない人々には自治体職員から使い捨てのマットとマスクが配られた。
年齢による外出制限の対象になっていた人々も、礼拝の時間に限り許可が出た。
エルズィンジャン県、アルダハン県、アール県、ウードゥル県、カルス県では、係によるチェックを受けた後、指定の場所で礼拝を行った。
トゥンジェリ県ではメルケズパシャラル・ジャーミィの庭で金曜礼拝が行われた。この他、アタテュルク地区の軍警察と、司令部隊の置かれるバイラクテペの兵士が、社会的距離を取り、マスクを着用したうえで、初めての金曜礼拝を行った。
ゾングルダク郡では新型コロナウイルス対策により集団礼拝が制限されて以降、二度目の金曜礼拝が行われた。
ボル県でも新型コロナウイルス対策の一環で集団礼拝が禁止されて以降、二度目の金曜礼拝が行われた。人々はサールク地区にあるアタテュルク森林公園で規則に従いながら礼拝を行った。中には公園内の芝生の上で礼拝する人もいた。
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( 翻訳者:大谷菜々 )
( 記事ID:49252 )