パレスチナ:53回目の「ナクサの日」
2020年06月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■53回目の「ナクサの日」..占領により領土と人間に対する戦いが続いている..清算計画を頓挫させるべく、抵抗の強化を呼びかけ

【ガザ:本紙】

パレスチナ人は市民活動の中で53回目の「ナクサの日」を偲んだ。活動の中で、彼らは独立国家の樹立における自分たちの公正な権利と、史上最長の占領の終結を確認した。また、入植占領計画に対処するため、断固として抵抗を続けると宣言した。

ガザ市では、「ナクサの日」にガザ西部の国連事務所前で民族主義やイスラーム主義の集団や勢力がデモを組織し、パレスチナの旗や占領を批判するプラカードを掲げた。なお、プラカードにはイスラエルによる占領を終結させるための迅速な国際的対応と、パレスチナ人に対して行われる犯罪行為の停止を求める文言が書かれていた。

また、「帰還の大行進および(世紀の)ディール拒否のための民族機構」は、53回目の「ナクサの日」と時を同じくして進んでいる西岸の併合計画は、弱く屈辱的といって差し支えない現段階の中で、パレスチナの残りの土地の占領を完了する道筋をつけるためのものであると語り、「私たち市民は敗北という方程式を受け入れることはない」と強調した。

さらに、「戦いや占領が消え去り、我々の捕虜に、エルサレムに、領土に自由の夜明けが訪れるという強い信念の中にある不屈の精神と盤石な心と継続する力をもってすれば、パレスチナ市民とその抵抗勢力はすべての陰謀を打ち砕く岩であり続けるだろう」と述べた。

一方、解散中のパレスチナ立法評議会のハマース系議員らはガザの議場で集会を開き、イスラエルの占領は、被占領地であるエルサレムとヨルダン川西岸の双方において、昼夜問わず意図的に露骨な国際法および国際人道法違反を行なうもので、国際社会への明らかな侮蔑であると強調した。

(後略)

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( 翻訳者:秋野晴香 )
( 記事ID:49254 )