イズミル・アンタリヤ間高速道路、入札へー所要時間3時間へ
2020年06月07日付 Milliyet 紙
速報によれば、運輸インフラ省のアディル・カライスマイルオール大臣はトルコの二大観光拠点であるイズミルとアンタリヤをつなぐ高速道路計画において163km長のアイドゥン-デニズリ道の橋脚の入札が6月11日になされると発表した。また同大臣は、「高速道路が完成すれば、イズミル-アンタリヤ間の現行の国道およそ580km、所要時間6〜7時間だったものが高速道路440kmで所要時間3時間に短縮されると述べた。
カライスマイルオール大臣は文書発表のなかで、すでに開通しているイズミル-アイドゥン道から延伸され、イズミルからアンタリヤまで直通する高速道路の第二区間であるアイドゥン-デニズリ道の入札関連情報を明らかにした。
同大臣はプロジェクトの重要性について言及し、イズミル-アンタリヤ間をつなぐ高速道路計画において163km長となるアイドゥン-デニズリ道の橋脚入札が6月11日になされると述べた。
以前の入札が取り消されたことについて同大臣は、この高速道路を実現するために必要な準備を整えた上で、改めて入札プロセスを開始したものであり、プロジェクトがBOT(build-operate-transfer)モデルで進められると明らかにした。カライスマイルオール大臣は、プロジェクトは140kmの高速道路と23kmのバイパス道からなる合計163kmであると指摘し次のように評価した。「地元にとって重要性の高いアイドゥン-デニズリ高速道路に加え、次の段階で入札が行われるデニズリ-ブルドゥル道、ブルドゥル-アンタリヤ道の高速道路の完成により、イズミル-アンタリヤ間で現行の国道580km、6〜7時間かかっていた移動が高速道路440kmで3時間に短縮される。アイドゥン-デニズリ高速道路プロジェクトは、アイドゥンとデニズリそれぞれの中心部を結ぶだけでなく、パムッカレやエフェソスといった古代都市などの重要な観光拠点へのアクセスをも容易にする。これによりエーゲ海地域の観光、農業、商業分野に安全かつ快適な陸上輸送が提供される。」
■「高速道路は3年で完成予定」
カライスマイルオール大臣は、アイドゥン-デニズリ高速道路は既存のアイドゥン環状道路・高速道路分離ジャンクションから始まり、ダラマンを経由してイェニパザルに至るとし、クユジャク郡までの道はチェルティクチ-コルジュク-コジャデレ方面につながり、コジャバシュで終点となると述べた。大臣は、高速道路は入札完了後3年以内に完成予定であると強調し次のように続けた。
「トルコはBOTモデルで運輸から保健までさまざまな分野で莫大な投資を実現してきた。世界がうらやみながら追随する我々の交通プロジェクトのいくつかは官民共同での構築するレベルにいる。我々はトルコが、自らが生み出し、市民のために提供するあらゆるものにより、より強固になっていることを知っている。我々も運輸インフラ省としてトルコの成功をより強化するためにフルスピードで仕事を続けている。
エルドアン大統領が宣言した「偉大で強力なトルコ」という目標に向かって、まさにこれらの様々な成功により我が国を確かな歩みにより2023年[訳者註:建国100年]へ導くために、「止まることなく道を進む」と述べるものである。」
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( 翻訳者:原田星来 )
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