パレスチナ:シュタイエ首相はイスラエルの承認を撤回すると述べる
2020年06月09日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナ首相、イスラエルによる占領政体の承認を撤回すると脅迫
【ラマッラー:アナトリア通信】
パレスチナのムハンマド・シュタイエ首相は、イスラエルの占領政体の承認を撤回すると脅迫した。月曜日のパレスチナ・テレビ(公共)との会談の中で「パレスチナ国家を樹立する機会が損なわれた場合には、我々はイスラエルを承認することを問題視するだろう」と述べた。
1993年に元イスラエル首相のイツハク・ラビン氏と当時PLO執行委員会議長であったヤースィル・アラファート氏が、パレスチナとイスラエル双方による相互承認を含むオスロ宣言に署名した。
シュタイエ氏は「イスラエルが、国際法をつけ狙い、そうすることて地域的な脅威をもたらすことで、全ての国際的な義務と調印済みの協定に違反してきた」とみなした。
そして同氏は「イスラエルの併合プロジェクトに対峙することは、パレスチナの政体に関わる存在をかけた戦い、国民的プロジェクトのための存在をかけた戦いに等しい」と付け加えた。
マフムード・アッバース大統領は先月5月19日、パレスチナ指導部とPLOがイスラエルとの協定と了解覚書を解消する状況にあると宣言したが、これはイスラエルがヨルダン川西岸の一部を併合する意志を示したためである。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相はここ数ヶ月に何度も、イスラエルがヨルダン渓谷とヨルダン西岸の全てのイスラエル人入植地とおよびその周辺のパレスチナ自治区の広大な土地を併合するつもりであると表明していた。
(後略)
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( 翻訳者:半田桃香・吉光奈々子 )
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