アンタリヤ空港において、旅行制限解除後初の国際線がドイツから到着した。搭乗客は、詳細な健康診断を受けた後、パスポートコントロールへと移った。
コロナウイルス対策により長期間適用されていた国外旅行制限が今日をもって解除された。観光都市であるアンタリヤ到着した初の国際線は、ドイツからだった。チャーター機で運行した6便のうち最初の便はミュンヘンから、2便目がデュッセルドルフから到着した。ミュンヘンからの便は11時40分に着陸し、デュッセルドルフからの便は12時20分に着陸した。最初の2便の搭乗客は計200人で、大多数が出稼ぎ労働者であり、空港で詳細な健康状態のコントロールを受けた。
■飛行機内に病人がいたらどうなるのか?
旅客は、空港の国際線ターミナル113番ゲートからひとりひとり中へ迎えられた。口元にマスクを着用して空港内へ入った搭乗客は、パスポートコントロールの前に検疫担当員により詳細な検査を受けた。ソーシャルディスタンスを確保しながらの健康チェックで搭乗客は、2台のサーモグラフィーカメラを通過した後、14日間隔離されることに関する書類に署名した。ドイツで全てのコントロールを通過した後、空を移動中にコロナウイルスへの感染疑いが確認された乗客は、飛行機内の乗務員によって隔離される。この乗客は機体最後尾に、こうした状況のために特別に用意された、周辺の座席が空いている席に座らされ、そこで経過観察される。空港に着陸すると、ドアが開かれる前に地上スタッフへ情報が提供され、コロナウイルス感染の疑いがある搭乗客はエプロン(駐機場)から救急車で病院へ搬送される。
■ドイツから出られなかった
出稼ぎ労働者であると述べたアリ・オズテュルクさんは、「初めてこのような出来事に遭遇した。4ヶ月間トルコへ来るのを待った。健康状態の詳細な検査を受けなければならなかった」と語った。また、ハニフェ・オズテュルクさんは、詳細な診察が長時間に渡ったが、健康のためこの対応に納得していると述べた。
愛犬とともにドイツからやって来たディデム・ギョルメズさんは、3ヶ月間ドイツから出られなかったと述べた。機内での対応には緊張したという。「空旅の間、コントロールは頻繁ではなかった。皆がマスクを外し、ずっと飲食していた。この状況は私を緊張させた。空港で詳細な診察を受けた。私はドイツから出られずにいた。ペットがいたため救出便には乗せてもらえなかったからだ」と語った。
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( 翻訳者:森彩音 )
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