カタール:駐トルコ大使「包囲網撤廃に向けた真のイニシアチブを受け入れる準備ができている」(2)
2020年06月09日付 al-Quds al-Arabi 紙


■駐トルコ・カタール大使:包囲を撤廃するための真のイニシアチブを受け入れる準備ができている

【アンカラ:アナトリア通信】

無条件の対話

シャーフィー氏は、湾岸危機を解決するためのいくつかの相互的ステップの文脈の中で進行している複数の交渉についてメディアが流布した内容についてコメントした。その上で同氏は、カタールが「地域に課せられた挑戦の数々に立ち向かうためには湾岸諸国が団結することが肝要であることを、あらゆる機会において幾度となく強調してきた」と述べた。

同氏は以下のように付け加えた。「私はあらゆる地域的、国際的な会議やフォーラムに出席してきた。こういった場において、私は対立に歯止めをかけ、互いの見解をすり合わせるための外交の役割および対話の重要性を強調してきた」。

さらに同氏は以下のように続けた。「初めに包囲網を撤廃した上、国家主権を尊重し、内政干渉を慎み、国際法および国家平等の原則を尊重する真の和解アプローチに対して、カタールの門戸は常に開かれている」。

同氏は「カタールは自国の主権の崩壊を許容することは不可能であり、いかなる当事国からの指示や命令を受けることはない。今後のイニシアチブは、こうした点を考慮した上で実施される必要がある」と強調した。また、以下のように続けた。「我々は、平等の原則、主権および国際法の尊重、内政への不干渉に基づいた議論や文明的対話を受け入れる準備が常にできている」。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49297 )