パレスチナ:イスラエルが西岸にある数十人のパレスチナ人住居を取り壊す(2)
2020年06月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルがコロナ流行開始以来ヨルダン川西岸地区南部の数十人のパレスチナ人の住居を破壊

【ハアレツ紙:ヒジャーズ・シーザーフ】

コロナウイルスの感染の拡大のため、市民行政局はここ3か月ヨルダン川西岸地区において違法に建てられた人の住んでいる住居の大規模な取り壊しを自粛した。「ベツェレム(注:イスラエルの人権団体)」によると、5月の間はラマッラー北部にあるカウバル村で刑罰として3家族の家が取り壊されたことを除いて、ヨルダン川西岸地区の住居は一切取り壊されなかったという。一方、パレスチナ当局は昨日(4日)ウイルスの感染防止を目的として、ヨルダン川西岸地区の非常事態宣言を延長した。なお、各地域にいる政府事業のコーディネーターの一人によれば、昨日市民行政局の監視部隊がヘブロンの射撃区域918に建てられた3棟の建物と3張のテントに対する法的措置を執行したという。また、エリコ郡のヒジュレ修道院にある可動式住居に対しても法的措置を執行した。これらの建物はすべて必要な許可や承認なく建てられたものだという。そして、同コーディネーターは、これらすべての法的措置は許可に基づき事業上考慮された手続きに則って執行されたことを確認した。

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( 翻訳者:今井綾香 )
( 記事ID:49298 )