コロナ対策で市場、早じまい命令ーエセンユルトでは衝突も
2020年06月11日付 Milliyet 紙
内務省が新型コロナウイルス対策の一環として出した通達に基づき、地域の市場を午後7時以降閉めるようエセンユルトの行政警官が警告をしたことが大騒ぎを引き起こした。袋いっぱいの野菜と果物が抗議目的でバザールの中央に投げ込まれる一方、買い物にやってきた人々は"ソーシャル・ディスタンス"の規則を無視して、市場内に投げ込まれた青果を取ろうと競い合った。
内務省は今年3月、新型コロナウイルス対策の一環として県、郡、町の地域の市場で従われるべき規則をまとめた通達を出した。通達の第11条項で、「市場及び小売店は最長で午後7時まで業務を行うことができる。これに基づく通知が市場の店主に行われる。」と述べられている。
イェニケントにある屋内市場で、エセンユルト市の行政警官が10日午後7時近く、市場の店主らに陳列台をを片付けるよう注意した。
しかし、市場の店主らは営業を続けた。行政警官はこれを受けて市場の入り口を閉め始めた。店主らは、この行動に厳しい反応を示した。
行政警官の要請に基づき、地域に警察も急派された。バザールの店主らは、売る商品が手元にあり、客もこれらを買いたがっていること、また自分たちにもう少し時間をくれるよう話した。この要求が認められなかった店主は、袋いっぱいの野菜と果物を抗議目的で市場の中央に投げ込んだ。バザールに買い物に来ていた人々は、この事態において”ソーシャル・ディスタンス”の規則を無視し、その場に投げ込まれた商品を手に入れようと競い合った。この状況で、発せられた警告に耳を傾ける者はいなかった。
店主らの反応や、青果をその場から集めようとする者たちの様子は、携帯電話などによって撮影された。店主らは、その後陳列台を片付けつつ退散した。
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( 翻訳者:佐藤くるみ )
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