大型ショッピングモールから大量のコロナ感染者発生
2020年06月15日付 Cumhuriyet 紙
ショッピングモールで組織されるトルコ商業・協同・教育・事務所および芸術家労働組合のハイダル・オズデミルオール委員長は、大型ショッピングモールで集団感染事案の数が増加に転じたと注意を引いた。
6月6日に本紙に対して行った談話で、危機的な日付が6月15日であったと注意を引いたオズデミルオール委員長は、「しかし必要な措置が講じられなかった。様々な都市の大型ショッピングモールから断続的に集団感染事案の情報が届いた。すぐに措置を講じるべきだ」と述べた。
オズデミルオール委員長は、イスタンブル、アンカラ、カイセリ、コジャエリ、ブルサ、エスキシェヒル、マルディン、ディヤルバクル、ボドゥルムにある大型ショッ ピングモールと大型店舗で、新たな集団感染事案の情報が届いたと述べた。同委員長は、大型ショッピングモールの開店がどれほど危険な決定であったかが明らかに証明されたと述べ、次のように続けた。
「私たちの組合には、コロナウィルス集団感染事案の情報が届く。この間、一時的に閉鎖された店舗同様に、多くの店舗についても従業員をローテーションする事態に陥っている。6月1日付で大型ショッピングモールを再開するのは時期尚早な決定であると訴えていたが、残念ながら、このことが正しかったことが明らかになってしまった。大型ショッピングモール閉鎖の決定が下された期間に発表された数字が、本日発表されている数字を大幅に下回っていたことを忘れるべきではない。」
また、こう語った。「大型ショッピングモールを閉鎖し全従業員の有給休暇を認めるべきで、経済的・社会的な権利を、中断により奪うことなく、あらゆる権利を不足なく、完全に埋め合わせるべきである。新形コロナウィルスは、労災として認定されるべきである。」
■私たちは以前に戻る可能性がある
ここ2日間で1日あたりの感染数が増加していることに関し生放送で発表を行った保健省コロナウィルス対策会議メンバーであるテウフィキ・オズル教授は、「最近の数字は、私たちに次の点で警告している。『注意深くしなさい。再び以前の状態に戻る可能性がある。再び制限が始まる。禁止が始まる。全てが以前に戻る』 と警告しているのである。このことを私たちは真剣に受け止めなければならない。昨日の警告は、今日、より明白な状態になった。黄色信号に移行した」と述べた。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:49326 )