レバノン:政府「汚職システムは国家より強固である」
2020年06月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ディヤーブ首相「汚職システムは国家そのものよりも強固なものになっている」
【ベイルート:本紙】
レバノンのハサン・ディヤーブ首相は月曜日、「汚職との戦争が開始した」と述べ、「汚職システムは国家そのものよりも強固なものになっている」と明らかにした。
ディヤーブ氏は、ベイルートの中心に位置する政府宮殿で、複数の監査部局を前にしてなされたスピーチ(地元メディアが放映)の中で、「国が崩壊状態に陥った原因は汚職であり、汚職システムは国家そのものよりも強固なものになっている」と強調した。
同氏はまた、「汚職との戦いは困難かつ長期的なものになるだろう。また我々は政治的キャンペーンや不信、あるいは罵倒にさらされることになるだろう」と述べた。
同氏は以下のように続けた。「国家の指導部が、それが現在置かれている状況に留まることはもはや許されない。そこでは取引や汚職、浪費、酷使に関して多くの会話が繰り広げられている」。
(後略)
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49330 )