アルジェリア:国防省はマリとの国境で発生した事態及び市民の殺害に反論(ビデオ)
2020年06月16日付 al-Quds al-Arabi 紙


アルジェリア:国防省はマリとの国境で発生した事態及び市民の殺害に反論(ビデオ)

■アルジェリア:国防省はマリとの国境で発生した事態及び市民の殺害に反論する(動画)

【アルジェ:本紙】

アルジェリア国防省は月曜日、軍司令部がマリとの国境地帯での抗議活動の間に市民が殺害されたことに関する調査の実施を命令したと発表し、軍の兵士が生活状況に不満を訴える人々に向けて実弾を発砲したことを否定した。

これを受けて、アルジェリア国防省は人権団体及び活動家がSNSを通じて流した情報に反論している。その情報は、マリとの国境沿いの「ティン・ザーウティン」地区で生活状況に不満を訴える者たちが、アルジェリア国境警備隊員による実弾を用いた鎮圧に晒されているのを伝えている。



同省は声明で以下のように述べた。「本日挑発的な情報がSNSを通じて流され、人民軍の兵士が、ティン・ザーウティン町(アルジェリア)沿いのマリのイフラービン地区で複数人に発砲したと指弾している」。

同省は続けて、「これらのような馬鹿げた主張を断固否定する。事件は、密売や組織犯罪の分野における不審な行動でこの地区で知られている一部の者らが、彼らの現地での不審な利益への締め付けを解くために国境分離壁を破壊し、住民を暴力やデモ活動に煽動しようとしたために起きたことを示している」と述べた。

そして以下のように続けた。「国境警備隊が事態の沈静化のために立ち入る際、イフラービンから国境警備隊の拠点に向けてどこからか発砲がなされた。また直後に群衆の1人が負傷した」。

(後略)





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( 翻訳者:黒田航生・萩原優太・原実都姫 )
( 記事ID:49331 )