サウジアラビア:国内のコロナ感染者が増加する中、外出禁止令が解除
2020年06月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■コロナウイルス感染者の連日の増加にもかかわらず、サウジアラビアの外出禁止令が解除される

【リヤード:本紙】

サウジアラビアは日曜日、新型コロナウイルス感染者数が連日増加しているにもかかわらず、国内全域に課されていた外出禁止令を解除し、商業・経済活動に関連する制限事項を撤廃した。

前日に致死性ウイルスの感染者が国内で新たに数千例確認されていたにもかかわらず、COVID-19の流行によって3か月間閉鎖されていたメッカのモスクは日曜朝、礼拝者への門戸を再び開いた。この決定は、サウジアラビアが数週間後に巡礼期間の到来を控えている状況の中でなされたものである。

メッカ以外では、全国のモスクの入場が5月末に再開されている。これらのモスクでは、ソーシャル・ディスタンスやその他のレギュレーションを厳格に遵守しつつ礼拝が行われている。

ウムラ(小巡礼)目的での大モスクの訪問や、メディナの「預言者のモスク」の訪問はいまだ禁止されている。また同時に、リヤードは今年の7月末に予定されているメッカ巡礼期間の(開催可否も含む)行方についていまだ発表していない。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49389 )