エジプト:シュクリー外務大臣がルネッサンス・ダム交渉再開のための支援を要請
2020年06月23日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シュクリー外務大臣がアラブ諸国に対しルネッサンス・ダムに関する交渉を再開するための支援を要請

【カイロ:本紙】

エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は本日火曜日、エチオピア・ルネッサンス・ダムの問題が「エチオピアの頑固な態度に起因する交渉のとん挫によってもたらされた極めて微妙な段階」を経ていることを明らかにした。

同氏は、エジプトは(こうしたエチオピアの態度を背景とし)、同様の問題の緊張化およびこれが地域的・国際的な安定や平和に対して及ぼす影響について、(国連)安全保障理事会に警告するための行動をとったと付け加えた。同氏は安全保障理事会に対し、一方的な措置を避けつつ交渉のテーブルに戻るようすべての当事者を促すため、必要な措置を講じるよう要求したという。

シュクリー氏は、エジプトの要請に従って開催されたアラブ連盟理事会の緊急会議(各国大臣が参加し、ビデオ通話によって実施された)に参加した際、エチオピア・ルネッサンス・ダムの問題を議題にあげた。またスーダンの要望によって実施された直近の交渉セッションにおいては、その帰結に対する国際的な注目が集まる中、法律あるいは基本的な技術に関する多くの点で「エチオピア側の頑固な態度に起因する明白とん挫」が確認されていた。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49395 )