カタール:駐米国大使「クウェートによる調停の試みは常に拒絶に直面する」
2020年06月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■駐米国カタール大使「クウェートによる調停は常に包囲主体国による拒絶に直面する」
【ドーハ:アナトリア通信】
駐米国カタール大使であるシャイフ・ミシュアル・ビン・ハマド・アール・サーニー氏は木曜日、湾岸危機の解決に向けたクウェートによる調停が「常に包囲主体国による拒絶と衝突する」と述べた。
この発言は米国の「アル・モニター・ポッドキャスト」内の声明の中でなされたものであり、国営カタール通信社がこれを引用しつつ詳細を報じた。
サーニー氏は、「湾岸諸国間の亀裂を埋めるためのクウェートの調停は中断することなく、解決策の発見に向けて後押しを継続している」と付け加えた。
同氏は、クウェートが試みた調停行為のうち最後に行われたものは、同国のシャイフ・アフマド・ナースィル・アッ=サバーフ外務大臣によるカタール訪問(5月10日)であったと述べた。さらに同月21日、カタールのシャイフ・ムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー外務大臣によってクウェートの訪問が行われていたという。
サーニー氏は、これら2度の訪問の展開に関する詳細を明らかにすることはなかったが、以下のように述べた。「クウェートの試みはアメリカによる尽力(同氏はこの詳細を明らかにすることはなかった)とともに、残念ながら、包囲主体国(同氏はサウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、エジプトを挙げた)による拒絶によって迎えられた」。
(後略)
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49401 )