新法制案に78弁護士会、反対声明
2020年06月29日付 Cumhuriyet 紙


弁護士会の仕組みと選挙制度を変える政権の法的整備に対して、78の弁護士会の代表が新聞に声明を出し、国民に支援を求めた。「この国で暮らし、法治国家と人の尊厳を信じる全国民への歴史的な呼びかけである」という78の弁護士会は、「弁護士会を分割・分断すると、独立した弁護の代わりに、政治やその他の組織体に依拠し、声を上げられない、法衣が操作を受ける団体を作り上げることになる」との見解を表明した。

「複数の弁護士会」とシステムを変えようとすることに反対する78の弁護士会の代表は、共同声明を出し、新聞に声明を出した。その中で、変更が弁護士会を分断す る恐れがあり、弁護士会の質の低下を招くであろうと強調した。声明にエルズィンジャンとエラズーの弁護士会は署名していない。

■78の弁護士会代表が署名した呼びかけの中身

「本文は、この国で暮らし、法治国家と人の尊厳を信じる皆への歴史的な呼びかけである。

年齢、天候、ウイルスを顧みず、国の各方面からアンカラに集まり、その入り口で我々に向けた非人道的な扱いがあっても抵抗し、断固とした姿勢をとる理由はこうである。

[理由は]、弁護士会の仕組みを変えるという名の下[実施されようとしている法整備が招く]分断、質の低下、沈黙させられる恐れに対する反発であるが、実際にこの恐れが市民の声を断ち、基本的な権利と自由を制限することに対して、抗弁を許されないことになる[ことへの反発である]。

弁護士会を分割・分断すると、独立した弁護の代わりに、政治やその他の組織体に依拠し、声を上げられない、法衣[を着用する者]が操作を受ける団体を作り上げることになる。

共和国の、とりわけ司法に不可欠の組織である弁護士会も「複数の弁護士会」の外観の下で壊されれば、この国で暮らし、公正を必要と思う全ての人たちは、もはや沈黙する寄る辺なきものとなろう。

我々は、以下に署名する弁護士会として、我々の職業的価値を手放さず、組織内が中身がなく発言に制限を受け、法衣[を着用する者]が操作を受ける団体へと成り下がることを許さないことを、歴史を前に全トルコ[国民]に厳かに、大いなる決意を抱いて訴える、この闘争を支援し続ける。」

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( 翻訳者:岩坂翼 )
( 記事ID:49439 )