イスラエル:イラン監視のため偵察衛星を打ち上げ
2020年07月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■占領者イスラエル、イランを監視するため偵察衛星を打ち上げ

【n.p.:本紙、AFP】

イスラエル国防省は月曜、新型の偵察衛星を国内中部に位置する基地より打ち上げたことを発表した。メディアの報道によると打ち上げのねらいはイランの核活動を監視することである。

同省は声明の中で、「イスラエル国防省に属する国防研究開発部宇宙局とイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が現地時間午前4時(GMT 1時00)、偵察人工衛星(Ofek16)を成功裏に打ち上げた」と述べた。

また同省は、声明の中で「先進的な能力を有する光電式偵察衛星は一連の試験を受けた」と指摘した。

ベニー・ガンツ国防大臣兼副首相は打ち上げの成果を賞賛した。

同氏はイスラエルの防衛部門において「人工衛星Ofek16の一晩での打ち上げ成功はもう一つの素晴らしい成果である」と述べた。

同国防大臣によると、「技術的な優位性と諜報能力はイスラエルという国にとって欠かせないものである… 我々はあらゆる面や状況においてイスラエルの持つ能力を維持し高めていくつもりである」。

同省の声明では、人工衛星の主要任務の詳細に関してそれ以上言及することはなかった。

しかしイスラエルの公共ラジオ放送は、衛星がイランの核活動を監視するために用いられると述べた。

以前よりイスラエルはイランの核兵器保有を防ぐための努力を重ねていることを強調してきた。

イランは核計画への軍事的な側面を否定している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:中村 優世 )
( 記事ID:49478 )