NGOがイスラエルによる国境検問所でのパレスチナ人拘束を批判
2020年07月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■NGOは、占領権力イスラエルがエレス検問所でパレスチナ人を拘束し続けていることを非難

【ガザ:本紙】

水曜日、パレスチナ人権センターは、ベイトハヌーンにあるエレス検問所でイスラエルがパレスチナ人の拘束を続けていることを非難した。

メザン人権センター(NGO)は、声明で「占領権力であるイスラエルが、今年に入ってから、ベイトハヌーンのエレス検問所を通過しようとしたガザ地区の住民7人を、彼らが通行許可証を所持していたにも関わらず、逮捕した」と述べた。

NGO団体は、「直近に拘束されたのは、ガザ地区に住むアブドゥッラー・ダグマさん(37歳)で、重篤な症状に苦しんでいる兄ハーニーさん(45歳)に骨髄を提供するため、グリーンライン(1948年に占領されたパレスチナ領)内のテル・ハショメール病院へ行くところだった」と説明した。

センターは、ダグマさんが拘束されたことで、兄(の命)を助けるために病院へ向かうダグマさんの到着を心待ちしているハーニーさんの生命が脅かされていると指摘した。

さらに、占領軍が非道な拘束政策を続け、パレスチナ人に暴行を加え、脅迫し、彼ら、特に病人とその付添人たちから人間として最低限必要なものまでも搾取していると糾弾した。

そして、ガザ地区の封鎖を解除し、行動の自由と人・物の自由な移動が確保され、全ての病人が安心して治療を受け、彼らと付添人たちの安全が保障されるように訴えた。


(後略)

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( 翻訳者:関夏海 )
( 記事ID:49494 )