エジプト:海底遺跡調査を題材にした初の海洋ロボット工学チャレンジコンペが始まる(1)
2020年07月09日付 Al-Ahram 紙
■アレクサンドリアに沈む遺跡の調査に向けた、ロボット工学分野における地域初の「科学技術チャレンジ」の開始
【アシュラフ・ウムラーン】
アラブ科学技術海運大学校(AASTMT)は、ロボット工学と海洋科学技術分野における地域初の大規模な科学技術チャレンジ(注:コンペ等の一連のプログラム)を開始した。これは、アメリカの先進海洋技術教育センター(MATE)およびエジプト・UAEの多数の企業・団体の協賛を受けて、海洋ロボット技術センターおよびグローバルイノベーション&アントレプレナーシップカンパニー(GIE)を通じて行われる。
今年2020年の最初の科学技術チャレンジは、4つのコンペを通じて海底に沈んだ遺跡や都市の研究や探査に関するもので、「これからの新たな挑戦…新たなチャンスの実現」というスローガンのもと始まった。コンペを通じて、現在はアレクサンドリアとなっている水没した都市ガレリウスの海底にある遺跡の研究と探査が実施される。
海洋ロボット技術センター長兼アラブ科学技術海運大学校地域情報センター副所長のアフマド・シナーウィー博士は以下のように述べた。「当センターは、この科学技術チャレンジの準備と運営において地域レベル・国内レベルで重要な役割を果たしている。またすべての国籍の学生や研究者、イノベーターに、あらゆるトレーニング、教育、科学的・技術的コンサルテーションのサービスを提供する。加えて海洋センサー・探索・通信技術すべてに関連した海洋ロボットのノウハウや知識、最新技術を強化する講座も提供する。」
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( 翻訳者:中嶋甘奈 )
( 記事ID:49505 )