過去に公正発展党のイスタンブル県支部長を務め、現在は未来党の副党首であるセリム・テムルジ氏が、ペリカングループに対して行った批判について説明した。

未来党のアフメト・ダヴトオール党首は、チャンネル1のテレビ番組で、エヴレン・オザルクシュ氏（キャスター）とメルダン・ヤナルダー氏（解説員）のゲストとなった。ダヴトオール氏は、セリム・テムルジ氏がペリカングループに対して行った批判が原因で説明を求められていることを明らかにした。ダヴトオール氏はペリカングループを”クーデター組織”に例えて、”7月15日に抵抗したように、我々はこの反徒にも抵抗する”と述べた。

■テムルジ氏 “ペリカンと呼ばれる卑しい組織”

「ペリカン」声明が原因で説明を行ったセリム・テムルジ氏は、2016年7月15日のギュレン派テロ組織のクーデター策謀の期間中に公正発展党のイスタンブル県支部長を務めていた。説明の後の声明で、“2010年の国民投票においても、私はギュレン派との親交はないと所属政党内で勇気を持って述べた一人である。そして今は、ペリカンと呼ばれる卑しい組織を明らかにする”と述べた。

ペリカンはトルコに実在する組織であると述べたテムルジ氏は、“トルコにペリカンは確かに存在する。ペリカン反徒はいる。私への批判では、“ペリカンというものは存在せず、お前が捏造したものだ”と言われている”と述べた。

■ペリカングループとは何か？

2016年5月1日に初めて世間がその名を知ったペリカングループは、当時首相であったアフメト・ダヴトオール氏を厳しく批判したペリカン文書を公表した。「ペリカン・クーデター」として記憶される過程の結果、文書が発表された数日後、ダヴトオール氏は首相を辞任するに至った。ペリカン支持者は、公正発展党内に別個のグループを形成し、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の娘婿であるベラト・アルバイラクを支持していたことで知られている。

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（ 翻訳者:宮崎友裕 ）
（ 記事ID:49513 )