エジプト:海底遺跡調査を題材にした初の海洋ロボット工学チャレンジコンペが始まる(2)
2020年07月09日付 Al-Ahram 紙
■アレクサンドリアに沈む遺跡の調査に向けた、ロボット工学分野における初の地域初の「科学技術チャレンジ」の開始
【アシュラフ・ウムラーン】
一方、GIEのムハンマド・アッブード代表取締役社長は以下のように指摘した。「今回のチャレンジをアラブ地域レベルで開始したことは、特にロボット工学や人工知能といった最新技術の分野に関心を持つすべてのアラブ人の若者の能力や知見、スキルの構築に貢献する。また、このチャレンジの開始は、海洋という環境下でこれらの技術を導入するための重要な新分野を開拓するものだ。」
海洋ロボットチャレンジは、ロボット工学・海洋技術・人工知能分野におけるエジプト人やアラブ人の若者のスキルと知見の育成を目的としている。また、彼らが将来的にアラブ地域における当該の分野や産業の発展に貢献できるようなノウハウや科学的・実用的・技術的知見、そして専門知識を獲得できるようにするのに加えて、グローバルなレベルで競合他社と戦えるような世界的な知見と能力を備えた中小企業の設立することも目指している。
一連の教育セミナーとワークショップはオンラインでは本日から始まり、9月末まで行われる。これらは、挑戦のための様々なコンペやその条件および実施過程の紹介、若者のトレーニング、そしてロボット工学や海洋技術分野の技能を高め、知見を獲得するためのものだ。
最終的な閉会式は、10月に3日間の日程で行われる予定だ。チームはそれぞれのコンテストで一位を競い合い、優勝したチームは賞金とイノベーションプロジェクトへの支援を獲得するという。
(1)に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:中嶋甘奈 )
( 記事ID:49516 )