エジプト:エジプト議会は自由を損ない「ムバーラク党」を再生する法律を制定
2020年07月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■社会主義人民連合:エジプト議会は、自由を損ない、「ムバーラク党」を再生する法律を制定

【カイロ:本紙】

社会主義人民連合党は、昨日水曜日(15日)、エジプト議会が多くの法律を制定したと述べた。制定された法律は、確固とした権利と自由を損ない、次回の議会選挙活動に悪影響を及ぼし、そして2011年1月25日革命でエジプト人たちによって打倒された故フスニー・ムバーラク大統領の政党である国民民主党を再生するものだという。

同党は声明において、以下のように述べた。「エジプト国民がコロナウイルスの感染拡大との戦いに忙殺されているにも関わらず、議会は低所得者やコロナで損害を受けた人々の保護を目的とした一連の法律を制定する代わりに、確固とした権利と自由を損なうような多数の法律の制定を続けている。これを受けて我が党は、大多数の人々の利益を損ない、次の選挙での民主主義的な保証基盤を破壊するようなすべての法改正を拒否するに至った。」

また、声明の中で以下のように語られている。「自由という側面に関しては、議会はエジプト支援連合が法案を提出した多くの法律を制定したのに加えて、2019年にも憲法改正を行っている。改正した規定の中には、2014年第46号規定の一部改正も含まれる。これは、議会が568人からなり、具体的には284議席を個人選出、284議席を完全非公開のリスト制度によって選出するというもので、したがって、諸政党は代表を議会に送り込む機会を奪われてしまったのだ。なぜなら、絶対多数を獲得する党がすべての議席を獲得し、過半数の票を獲得しなかった者の票は死票となるからだ。

(後略)

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( 翻訳者:坂上晴郁 )
( 記事ID:49546 )