サクランボ、51か国へ輸出
2020年07月17日付 Milliyet 紙


エスキシェヒルの標高1,325mに位置するミハルチュチュク郡の最も有名な生活の糧であるサクランボが、およそ10日間にわたる収穫期にて輸出も開始された。

郡で1998年に開始されたサクランボ栽培で得られた収益は、生産者の顔をほころばせた。桜の木の数は次第に増え、40万本に達した。

 標高の高い地域で育てられているため、遅めに熟するこのサクランボは、独特の香りと大きさにより注目されている。

 ミハルチュチュクのサクランボは、日持ちする商品であることもあり輸出にも回されている農産物で、その90パーセントは、ドイツからイギリス、日本から中国までと、ヨーロッパまたアジアのとても多くの国々へ輸出されている。

 サクランボは、国内市場では1キログラム当たり8〜10リラで販売されている。

■1年あたりの収穫高は7000トン

 郡の農業森林局のヌレッティン・オズジャン局長は、アナドル通信社へ行った説明で、ミハルチュチュクはトルコで最も遅くサクランボが育つ地域の一つであると述べた。オズジャン局長は、サクランボは国内外の市場へ供給されており、およそ500ヘクタール(5平方キロメートル)の面積で栽培されていると明らかにし、次のように述べた。

「私たちは年間およそ7,000トンの収穫をしています。ミハルチュチュクのサクランボの香りは大変独特です。私たちのサクランボの大きさも直径22ミリ〜26ミリメートルです。香りや大きさがこのように特別になる理由は、標高・土地・水・気候の特徴にあります。イギリス・ドイツ・中国・日本・フランスなど世界51か国へ輸出しています。国外市場では、香りと大きさが主な理由となって注目されています。標高が高いことでサクランボは大変遅く成長します。 気温は、日中は22〜23℃ですが夕方には12〜13℃まで下がります。このこともサクランボがゆっくり成長することにつながります。このため、トルコの多くの場所でサクランボが終わった際に、「年内最後の初物」と言われるサクランボは、ミハルチュチュクとトロス山脈で出来ます。」

 およそ15年間サクランボの栽培を手がけているミュジャヒット・チャカル氏も、サクランボに関心が寄せられたことに満足していると語った。

 チャカル氏は、サクランボの木をまるで子供のように見ているとし、「私たちは収穫を始め、1週間後には終えるでしょう。収穫できたサクランボは輸出します。ミハルチュチュクはサクランボにより未来があるのです」と話した。

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:49557 )