シリア民主軍:「テロ掃討」作戦でダイル・ザウル地域東部での緊張高まる。
2020年07月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
《シリア民主軍(SDF)》による治安作戦で、ダイル・ザウル東部の緊張が高まる。
【アンタキア:本紙】
有志連合軍の支援を受けて、シリア民主軍(SDF)はダイル・ザウル地域での治安作戦を継続した。これは「テロ掃討」作戦の第二段階の一つで「ISIL」の(末端)組織の追跡が目的である。
SDFによると「テロ掃討」作戦の第二段階の目的は、ダイル・ザウル地域におけるISILの(末端)組織を追跡することで、「今回の作戦は、ダイル・ザウル地域の安定や平和を脅かすISILとその分子の巣窟を対象としたもので、地域住民や長老、部族の有力者たちからの要請を受けて行われた。そして有志連合軍の協力のもと総司令官の目的を達成するまで空挺作戦が敢行される」と主張した。地元の情報筋は、「今回の掃討作戦によってダイル・サウル地域での緊張が高まった。というのも拘束された人の多くが反SDFデモの参加者だったためである」と伝えている。
ダイル・ザウルのジャーナリスト、サヒーブ・ジャーバル氏は、SDFの攻撃が反SDF拠点のある都市に集中しているため、この掃討作戦の目的が疑問視されていると述べた。そして本紙に、攻撃はダイル・ザイル地域で(反SDFの)大きな象徴となっているシュハイル市に集中していることを明らかにした。
(後略)
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( 翻訳者:伊藤遥 )
( 記事ID:49584 )