ヨルダン:検事総長が教員組合の活動禁止を決定
2020年07月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダン:アンマンの検事総長が教員組合の活動停止を決定した
【アナトリア:本紙】
アンマン:ヨルダンの首都アンマンのハサン・アブドゥッラート検事総長が土曜日、司法判断にもとづいて、教員組合の活動停止と(今後)2年間の事務所の閉鎖を決定したとヨルダン国営通信(ペトラ通信)が報じた。
それによると、検事総長は、組合評議会の幹部を召喚し、尋問のために彼らを(事件の)主任検事へ引き渡すことも決定した。
アブドゥッラート検事総長は、「これらの決定は、組合評議会に対する捜査中の刑事事件に照らして下される」と説明した。
その説明によると、ヨルダン司法局は、会計上の不正問題、組合評議会による扇動活動をはじめとする多くの疑惑に関する問題、副組合長がSNSで配信した動画に関連する問題の捜査に着手している。
また、この捜査中の事件についての、正式に許可された(報道)機関以外のあらゆるソーシャルメディアの報道及びコメントは禁止されている。
この決定は、先週水曜日、ヨルダンの教員たちが、2019年10月に交わされた政府と組合間の合意の遵守を求めて行ったデモの直後に下された。
2020年4月半ば、政府は、コロナ禍の連鎖を阻止するために、5月1日から年末まで、教職員を含む、政府や軍の職員の定期昇給を凍結すると発表した。
教員組合評議会は先月、会合を開き、教員が職場に復帰するにはボーナスの支給が絶対条件だと発表した。
(後略)
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( 翻訳者:谷口萌依 )
( 記事ID:49624 )