-イラン保健省の移植管理・疾病治療センター長は、イランにおける外国人の臓器移植の状況について説明した。
【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信[ISNA]によると、イラン保健・治療・医療教育省[訳注:以下保健省]のモハンマド・シャードヌーシュ移植管理・疾病治療センター長は、国内における外国人のための臓器移植の状況について、「イラン国内では外国人に対する臓器移植は違法である。例外としてドナーとレシピエントが家族関係にある特殊な事例があるが、この場合、関係国の大使館に問い合わせを行った後に、保健省治療担当次官から移植許可が交付される」と語った。
同氏は、「これにより、1395年[西暦2016年]にアフガニスタン国民はこの枠組みから分離され、ドナーもアフガニスタン人であり当事者の双方が有効な身分証明書を所持している場合には、イランにおける移植の許可が与えられる」と説明した。
シャードヌーシュ氏はアフガニスタン国民にかかる臓器移植の費用について、「保険が適用されているアフガニスタン国民の治療費はイラン人と全く同じであるが、保険に加入していない場合、その費用は入院日数、入院の必要性、患者の状況等に基づいて[各病院が設定した]実費を支払う必要がある」と述べた。
また同氏は、「現在、イランで臓器移植を希望するイラン以外の国籍を持つ全ての患者には、関係国の大使館と国際刑事警察機構によって治療過程を捕捉するための尋問と身元の確認が行われ、その後に彼らに対する臓器移植の実施が決定される」と語った。
シャードヌーシュ氏によると、1383年[西暦2004年]から今日までに、イラン国内で839件の外国人に対する臓器移植の許可が下りている。
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( 翻訳者:KMMK )
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