レバノン:ベイルートで大規模爆発が発生(1)
2020年08月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾️大規模爆発がベイルートを震撼、甚大な物的被害、数十人の死者、数千人が負傷者をもたらす

【ベイルート:本紙】

「ベイルートは被災地だ。」
これは、レバノンのミシェル・アウン大統領が議長を務め、ハッサン・ディアブ首相及び治安、軍事、司法機関のトップ層が出席した最高防衛会議の後に同会議から発せられた言葉だ。同会議は水曜日(5日)、ベイルートの緊急事態を宣言するよう内閣に勧告し、5日以内に責任の所在に関する報告書を提出するための調査委員会を設置した。

初動調査の結果によると、ベイルート港での大規模爆発により、78人が死亡、3700人が負傷し、ベイルート・セントラル地区、アシュラフィーフ地区、カランティーナ地区、ダウラ地区、ハムラ地区、サナーイウ地区、ラアス・ベイルート地区は甚大な物的被害を受けたという。

また、アッバース・イブラーヒーム総合治安局長は、今回の爆発は6年前からベイルート港の倉庫のひとつに保管されていた推定2750トンにのぼる大量の「硝酸アンモニウム」が爆発した結果であると発表した。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:谷崎優貴 )
( 記事ID:49683 )