エジプト:「エバーギブン」コンテナ船が差し押さえられた理由(1)
2021年04月13日付 その他 - Sky News Arabia 紙
■「エバーギブン」船が差し押さえられた理由
【カイロ:スカイニュース・アラビーヤ】
エジプトのスエズ運河庁は、イスマーイーリーヤ市のグレートビター湖地区で発生した巨大コンテナ船「エバーギブン」の座礁事件の調査、およびこれによって発生した賠償金の支払いが完了するまで、同船を差し押さえることを決定した。
スエズ運河庁長官であるウサーマ・ラビーウ中将は「スカイニュース・アラビーヤに対し「賠償金の額については、船主会社やその保険会社との間でいまだ交渉段階にある複数の争点が存在する」と述べた。
ラビーウ中将によると、座礁船の船主会社は同庁に対し「誇張された」賠償金の減額を求めてきた。
同氏によれば、危機を通して発生し、同社に請求すべきすべての損害・損失のリストが作成され、その金額が提示された。しかし同社は、支払われるべき賠償金額の約90パーセントを減額することを同庁に対して求めてきたのだという。
さらに同氏は、座礁事故の原因を完全なかたちで解明するため、数週間前にスエズ運河で座礁したコンテナ船に搭載されていたブラックボックスの回収が完了したことを明らかにした。調査は木曜日に完了する予定であるという。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49694 )