国会教育委員会委員のアフマド・ナーデリー議員は、新型コロナの第二波の中での、大学入試共通試験志願者とその保護者の受験に関する懸念に対し、入試延期のための議会の新法案と、入試の実施方法への提案について発表した。
イラン学生通信(ISNA)によると、国会教育委員会委員であるナーデリー議員は、「数週間前より、新型コロナの第二波を考慮に入れた入試の実施に関して、受験生とその家族を含む多くの陳情が寄せられた。それらは健康に関する懸念だ」と述べた。
加えて、「教育委員会の委員らは、この懸念について電話でやり取りを行った。今週の会議において、入試延期または実施方法の変更について総括することが約された。まだ検討中の多くの提案が残っている。つまり入試を延期させること、あるいはクーラーや冷房装置の利用の必要がない開放された場所で実施すること、というのもこれらの装置がウィルスの拡散に大きな影響を与えているからだ」と語った。
同議員はさらに、「密集を避け、開放された場所で実施しウイルス拡散を防ぐため、入試を午後から夜間までの開放された場所で実施するか、数日間かけて行うことを基本とする提案が出ている」と続けた。
おわりに、「今週、委員会は、入試実施延期あるいは実施方法の変更を基本とする総括に至り、国家教育検定庁[訳注:日本の大学入試センターに相当]および学術研究技術省の責任者と協議を行う。学生たちが不利益を被らない形で意見がまとめられることになろう」と述べた。
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( 翻訳者:SA )
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