イスラエル:シリアの迎撃ミサイルがイスラエル領内の原子力研究施設付近に着弾(1)
2021年04月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル:シリアの迎撃ミサイルがディモナ市原子力研究施設近くに着弾、イスラエルが応酬する
【本紙:テルアビブ】
イスラエル占領軍によると、今日木曜日、イスラエル南部でシリアの地対空ミサイルが爆発し、部隊によって包囲されたディモナ原子炉(シモン・ペレス・ゲネブ原子力研究センター)付近の地域で警報サイレンが鳴る事態となった。
占領政体イスラエルにおける人的・物的被害についての報告は出されていない。
占領軍は、これに対抗してシリアのミサイル発射台複数機に対する攻撃を実施したと述べ、それらの中にはイスラエル南部に着弾したミサイルの発射元も含まれたと明らかにした。
亡命した(元)シリア軍兵士によると、イスラエルによる複数の砲撃は、ダマスカスの北東40kmほどに位置するドゥマイル市の近くの複数地点を標的としたもので、そこにはイランの支援を受けた複数の武装グループが存在するという。占領政体はこれに先立つ複数の攻撃において、この地域を何度も標的にしている。
占領軍のスポークスパーソンの主張によると、シリアのミサイルはこれに先立つ攻撃のなかで、イスラエルの複数の戦闘機に向けて発射されていたもので、標的を通過しディモナ市に着弾したという。
(2)に進む
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:49737 )