クウェート:スペインがシリアの「ビジネスマン」をクウェートに引き渡すことを拒否(1)
2020年09月01日付 その他 - Bilady News.com 紙


■スペインがシリアの「ビジネスマン」をクウェートに引き渡すことを拒否

【ビラーディー・ニュース:ファリーク・イウダード】

スペイン司法当局は、シリア系フランス人の「ビジネスマン」であるバッシャール・キーワーン氏の引き渡しに関するクウェートの要求を拒否した。キーワーン氏はクウェートにより「逃亡者」と見なされており、同国において公的文書に虚偽の記載を行ったとして懲役刑を宣告されていた。

クウェートのアル=カバス紙に明らかにした情報によると、スペイン司法当局は、キーワーン氏の身柄引き渡しに関して在マドリードのクウェート大使館から提出された口頭要求は「法的根拠を持たない」との判断を下したが、この決定は最終的なものではないという。(スペイン司法当局によれば)決定の通告日から3日以内であれば、国立裁判所の刑事本会議に対し再審請求の提出が可能であることが理由である。

同紙は同様に、クウェートに対し、この決定が最終的なものとなった以降は控訴が不可能であるとの通知がなされていたことを明らかにした。またスペイン司法当局による拒否決定が、人権保護のための国際機関や国際団体が発行した報告書、アムネスティインターナショナルによる年次報告書、さらに国連拷問禁止委員会による2016年9月5日付の報告書に依拠したものであることを明らかにした。後者による報告書の中では、国際民主法律家協会によって、クウェートにおいて拷問行為が特定犯罪として分類されていないことが主張されていた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49822 )