シリア:3つの勢力地域の境界線が6か月で深化(1)
2020年09月06日付 その他 - Aawsat.com 紙
https://aawsat.com/sites/default/files/2020/09/05/flags.jpg
https://aawsat.com/sites/default/files/2020/09/05/flags.jpg

■シリアで3つの勢力地域の境界線が6か月で深化
国際・地域的合意と”コロナ”、ダマスカスの経済危機によって

【ロンドン:イブラーヒーム・ハミーディー】

2012年以降初めてである。6か月連続で、シリア国内の軍事境界線に変更が生じなかった。2015年9月末のロシアによる直接的軍事介入から5年経過し、18万5000平方キロメートルに達する面積を持つシリアは依然として3つの勢力地域に分割されたままである。1つ目は国土の3分の2にわたって広がり、ロシアとイランの支援を受ける政府軍の支配下にある地域である。2つ目は北東部に位置し国土の4分の1におよぶ、有志連合に支援されるクルド人・アラブ人組織「シリア民主軍」支配下の地域である。シリア北部・北西部に位置する3つ目の地域は、トルコ軍が支援する複数の武装組織の勢力下にある。

撤退の最高潮...そして支配

軍事勢力図は9年間の中で壮大な変化を遂げた。「ジュスール・フォー・シリアン・スタディー・センター」によれば、2011年3月に平和的抗議活動が武装蜂起へと変遷した後、2012年末には、政権は国土の3分の1をかろうじて支配しており、他方で組織化された武装反体制派が残りの3分の2を支配していたという。その後2015年から2016年にかけ、政権の支配地域は国土の4分の1にまで減少した。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49853 )