シリア:3つの勢力地域の境界線が6か月で深化(7)
2020年09月06日付 その他 - Aawsat.com 紙
■シリアで3つの勢力地域の境界線が6か月で深化
国際・地域的合意と”コロナ”、ダマスカスの経済危機によって
【ロンドン:イブラーヒーム・ハミーディー】
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米国は西側にタンフ基地とマンビジュ基地を残し、シリア政府はユーフラテス川東側のカーミシュリーとハサケに「2つの治安地区」の存在を保持した。
その後境界線は、ドナルド・トランプ大統領がトルコ国境付近の軍隊を撤退させた昨年10月に至るまで、比較的安定したままであった。この撤退は、「平和の泉」作戦の一環として、忠実な組織とともにタッル・アブヤドとラアス・アイン間(の地域)に進軍するようトルコ軍にけしかけた。シリア民主軍はシリア政府に支援を求め、米国が立ち退いた地域へ10万人の兵力展開を実現することを目的とし、シリア軍およびロシア軍と協力することを定める合意を交わした。この合意は同様に、ロシアのヘリコプターによる護衛のもとで、アレッポ・カーミシュリー間の高速道路におけるロシア-トルコ軍の合同パトロールの実施、「平和の泉」地域を除く(トルコとの)国境地域に対するシリア国境防衛隊の展開の実現を目標とするものでもあった。
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49860 )