イスラエル:パレスチナ指導部はバーレーン・イスラエル間の国交正常化を裏切りとみなす
2020年09月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■トランプ大統領がバーレーンとイスラエルの間の「正常化」を宣言… パレスチナ指導部はこれをイェルサレム、アル=アクサー・モスク、パレスチナ問題に対する裏切りとみなす

【ワシントン・マナーマ・イェルサレム:諸通信社】

バーレーン、イスラエル、アメリカ合衆国による三国共同声明によると、バーレーンとイスラエルは完全な外交関係の樹立に合意した。これはアラブ首長国連邦・イスラエル間の同様の合意の後1か月足らずのうちに出された第二のステップであり、パレスチナ指導部はこれに対し、バーレーンの決定を「イェルサレム、アル=アクサー・モスク、パレスチナ問題に対する裏切りとみなす」とする声明によって応じた。

共同声明によると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とバーレーンのアブドゥルラティーフ・ズィヤーニー外相は、9月15日にホワイトハウスで行われるアラブ首長国連邦・イスラエル間の合意に関する調印式の間に「平和宣言」への署名を行う。

ネタニヤフ首相は「交渉に要したのはわずか29日であった…。また正常化を見返りとしたアラブ首長国連邦やサウジアラビアからの経済的誘惑をパレスチナ当局が拒否したというニュースがある」と述べた。

共同声明の中では、アメリカのドナルド・トランプ大統領がバーレーンのハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王およびイスラエル首相と接触していたことが述べられており、「彼らはその間にイスラエルとバーレーン王国の間の完全な外交関係の樹立に合意した」という。

同声明は今回の決定が「中東における平和の実現に向けての歴史的な」ステップであり、「2つの活発な社会と2つの経済先進国との間の対話と直接的な関係は、中東の現状にポジティブな変化をもたらし、同地域の安定、平和、繁栄を支えるだろう」と述べている。

(後略)

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( 翻訳者:ヘス木有那 )
( 記事ID:49898 )