シリア:ラッカ県でSDF戦闘員が死傷、米軍の上級軍曹は命令違反の容疑で起訴へ(1)
2021年05月02日付 al-Watan 紙


■「シリア民主軍」の複数兵士およびハサカ県郊外のトルコ占領兵士一名がラッカで死傷

【ダマスカス:本紙】

米国による占領の代行者である分離主義民兵組織「シリア民主軍 - SDF」に属する多くの戦闘員が、ラッカ県でブー・サラーヤー部族のメンバーらと交戦したのち、死傷した。一方、テロ組織であるトルコ占領傭兵のうち一人が、ハサカ県郊外のラアス・アイン市で被弾し殺害された。

時を同じくして、米国占領軍の兵士が命令違反、危険な行為、通信による脅迫といった容疑で米司法当局に起訴された。これは昨年8月17日、米占領軍が、ハサカ県カーミシュリー市付近のタッル・ザハブ地区の検問所で、シリア・アラブ軍の兵士らと衝突したという出来事を背景としている。

通信社「SANA」が報じたところによると、ある地元筋が、トルコ占領傭兵、テロ集団であるいわゆる「ハムザ師団」のうち一人が、ハサカ県郊外の北西部ラアス・アイン市の穀物貯蔵庫付近のマハッタ地区で直接発砲を受け死亡したと明らかにした。

トルコ政府の支援を受けた複数のテロ組織によって支配された諸地域では、(域内)影響力や市民たちの運命のコントロールをめぐる抗争の結果として、彼らの間でほぼ日常的に繰り返される戦闘が発生している。これらは、テロリストらの間での死傷者の発生、多くの市民の犠牲や負傷、そして公共・私有財産の破壊につながっている。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:49902 )