トルコ・ギリシャの海域紛争に解決の兆し、アメリカはギリシャ支持に。
2020年09月24日付 Al-Ahram 紙
■ワシントン・ポスト:トルコ・ギリシャの海域紛争に解決の兆し、ギリシャ系アメリカ人票を視野に入れてポンペオ米国務長官はアテネを訪問を。
【ロンドン:本紙】
コラムニストのデビッド・イグナティウス氏は、トルコとギリシャの海域紛争に外交的解決の兆しがあると述べた。
そしてギリシャの支持とトルコへの警戒に転じたアメリカの立場にも言及した。
『ワシントン・ポスト』紙の論説で彼は、アメリカとドイツの強い外交的プッシュによって、トルコとギリシャは、紛争中の東地中海領域問題の交渉を再開することに同意したと述べた。
アメリカとギリシャ当局が確認した協議の再開が4年の中断を経て行われる。(ギリシャ、トルコ)両国は、今月末に海域問題の解決を図るための協議を行いたいと考えているが、おそらくその問題は、仲裁のための第三者機関あるいはハーグの国際裁判所に託されるだろう。
筆者のインタビューでギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相との“極度の緊張状態の一か月間”の後に、解決の糸口が見えてきたと強調した。彼は、「我々はトルコが一歩譲歩したと見なしている。それを前向きな一歩だと考えており、それが新たな打開策を示すことを望んでいる。」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:坂上晴郁 )
( 記事ID:49928 )