レバノン:アディーブ首相が組閣を断念したことを謝罪(1)
2020年09月26日付 al-Quds al-Arabi 紙


■アディーブ首相がシーア派コンビの条件を前に組閣を断念したことを謝罪。レバノンの行く末は不透明に。

【ベイルート:本紙】

ムスタファー・アディーブ首相は予想されたとおり、本日午前中にバアブダ宮殿においてミシェル・アウン大統領を訪問した後、自らの組閣任務(の失敗)に関するレバノン国民への謝罪を発表した。

同氏は以下のように述べた。「努力が最終的な段階に達した結果、合意の形成がもはや不可能であることが明らかになった。国民の団結に関する私自身の懸念から、組閣任務を今後も継続する運びとなったことをお詫びする」。

同氏は「政府の形成に向けた議会協議が開始した直後、私は複数の政治ブロックに対してすでに、私がいかなる政治的問題に関与する意向がないことを伝えていた。私はまた、これら政治ブロックがいかなる個人を指名しないであろうこと、私が、彼らに対する挑発ともなりかねない個人名を提示するつもりがないことを皆に伝えた」と続けた。

その後アディーブ氏は「フランスによるイニシアチブは同国の誠実な意思を反映しており、継続する以外の選択肢は存在しない」と述べつつ、このような困難な状況において、同氏に続いて任命されるであろう人々に対し、すべての成功を祈願した。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49938 )