シリア:テロ被害を受けた家族への支援計画(1)
2020年09月25日付 その他 - Sana 紙


■あなたの支援にあなたの手を:テロにより被害を受けた家族を支援するための開発計画

【ダマスカス:本紙:イーナース・サファーン】

シリア国内の対テロ戦争で犠牲を被った家族を支援し、経済的に補強するため、児童権利協会が「あなたの支援にあなたの手を」プロジェクトの第二段階を始めた。このプロジェクトは18歳から40歳の若者らを対象にしており、ダマスカス郊外のカフル・バトナー地区での職業ワークショップを通じて、彼らの研修を実施する。

同プロジェクトの責任者であるハウラ・ハティーブ氏が本紙に示したところによると、UNDP(国連開発計画)の協賛を得て実施される同プロジェクトの登録者数は若者900人に達した。さらに同氏は以下のように明らかにした。「登録者の選考は、彼らの子どもの人数や教育的側面に関連した一定の基準に則って行われる。そのため、シリア国内の対テロ戦争で被害を受けた家族、労働可能な障害者、家族・生存者のために稼ぎ手となる女性、少ない教育しか受けられなかった人々、多くの子どもを持つ家族が優先される」。

ハティーブ氏は、家族らを経済的に補強することは、子どもたちを支え、彼らの教育や健康、安全の権利を保障し、さらに学校からのドロップアウトといったマイナスの社会現象に歯止めをかけるための重要な役割を担うと強調した。同氏によれば、プロジェクトの受益者への研修期間は4カ月におよび、この間にはカフル・バトナー、ハッザ、ハムーリーヤ、アイン・タルマー、ジスライン、サブカー(いずれもダマスカス郊外)といった複数の地域でワークショップが実施される。また参加者らは、期間中の報酬として、家族を養うための物品の支給を受け取ることになるという。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49941 )