シリア:国内北東部に3種の教育カリキュラム導入(3)
2020年09月28日付 その他 - Aawsat.com 紙


■シリア北東部での3種類の教育カリキュラム
―ユニセフがラッカ、タブカ、ダイル・ザウルに独自カリキュラムを導入

【ハサカ:カマール・シェイフー】

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最新の抗議運動は、シリア民主軍の勢力支配下にあるダイル・ザウル東部郊外の市町で発生し、同地域内の学校に自治局独自のカリキュラムを導入することに対する反発を表明するものであった。抗議者たちはまた、全てのシリア人にとって信頼に値する統一カリキュラムの創設が実現するまで国連機関ユニセフのカリキュラムを採用すること、また軍事衝突や政治論争から距離を置くような教育政策の中立化を求めた。

シリア各地からの政府軍の撤退は、クルド人に東ユーフラテスにおける自治組織確立の機会を与えた。彼らは自らの軍事勢力下にある全学校や全ての教育機関で、アラブ的・シリア的なものに並んでクルド式(教育)カリキュラムを導入することを決定したが、これにより彼らの支配地域内では、全ての段階においてシリア政府のカリキュラムに則った教育は行われなくなった。クルド自治局は小学校、中学校レベルを含むカリキュラムを一新し、今年になって13年生までの全科目を含む普通高校向けカリキュラムが追加された。

これに先立ち、ハサカ県教育長であるイルハーム・ジブライール・スールハーン氏は複数の報道発表を通じて以下のように明らかにしていた。「今年、政府支配下の地域において政府系学校わずか180校に12万5000人の学生が入学した。これはシリア民主軍が2106の政府系学校・教育機関を支配したからである」。同氏はまた「新型コロナウイルス拡大の脅威に伴い、シリア民主軍が複数の学校を閉鎖したため、限られた校数の中で教室内の密集が生じた」と指摘した。

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49950 )