パレスチナ:新たなインティファーダの予兆(1)
2020年09月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「アクサー・インティファーダ」勃発から20年… 歴史は繰り返され、現状はパレスチナ人を「新たなインティファーダ」に駆り立てる
【ガザ、ラマッラ:本紙】
パレスチナ地域で生じている現在の光景は、20年前の「ここ数日」に起きたあの現実と相違ない。20年前の9月末、つまり「アクサー・インティファーダ」の勃発だ。それどころか現地の状況、エスカレートする占領と入植の進捗具合は、以前のそれを超越している。そしてそれこそが、今、パレスチナの一体性の下で、拡大する占領計画への抵抗のため、以前よりも激しい新たなインティファーダを予兆させている。
2000年のちょうど今と同じ時期、具体的には9月28日に、第二次インティファーダは勃発した。これは、「アクサー・インティファーダ」という名で知られ、イスラエルが入植活動を行っていること、エフード・バラク政権下のイスラエル政府が和平合意条項の履行を拒否したこと、バラク首相が当時の極右勢力へ服従していたこと、そしてアクサーモスクのユダヤ化を狙った当時のイスラエルの計画の一環としてアリエル・シャロン元首相がアクサーモスクの庭へ押し入るのを容認したことに対する、パレスチナ民衆の返答としての蜂起であった。
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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:49953 )