アルジェリア:エジプトがガザへの帰国を阻まれたパレスチナ人を受け入れる
2020年10月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト当局は足止めを食ったパレスチナ人を乗せた航空機の入国を拒否する…アルジェリアは強硬に対応する(ビデオ)
【アルジェ:本紙】
エジプト当局は水曜、アルジェリアより到着した航空機の受け入れを拒否した。この航空機は、新型コロナウイルス感染症蔓延予防のための空路封鎖措置によってアルジェリアで足止めされた後、ガザ地区に帰還しようとしていたパレスチナ人らを乗せていた。
「シャムス・ニュース」のウェブサイトは以下のように報じた。「本件は、その多数が高齢者、女性、子どもである70人のパレスチナ人に関連している。彼らは、カイロに渡航し、そこからガザに向かう準備しているところであったが、エジプト当局によって彼らの渡航はその直前で取り消されてしまった。エジプト当局は彼らのPCR検査の結果がアラビア語ではなく英語で書かれていることを口実にしている。
複数の情報筋によると、アルジェリア当局は即座に「アブドゥルマジード・ティブーン大統領の指示によって」本件に介入し、足止めされている者を再び空港から近隣のホテルの一つに移すことを引き受けた。
アルジェリアで立ち往生するパレスチナ人らは、当局が自分たちに寄り添し、奉仕する努力をしたことを高く評価した。足止めされたパレスチナ人のうち1人は、彼らのなかに、癌患者2人と多数の慢性疾患者という病人がいると指摘し、この衝撃的な決定に驚愕し、大多数の人が、ラファフ検問所が例外的に開放されたとの発表を受けて、ガザへの帰還を目指してアルジェリア全土から集まったのだと言及した。
(後略)
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( 翻訳者:萩原優太・横尾龍汰・原実都姫 )
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