トルコ自動車産業ベンチャーグループ(TOGG)が、国産車の生産工場建設工事を進めている。この建設作業で、5万立方メートルの掘削工事でおよそ3000本の土壌補強杭が立てられ、建設現場の最新状況が明らかとなった。
トルコのハイテクノロジーを導入した初の国産車生産工場の起工式は、7月18日、ブルサ県ジェムリッキ郡においてレジェップ・タイイプ・エルドアン大統領の出席のもと行われ、作業が全速力で続けられている。 TOGGは先月ソーシャルメディアの公式アカウントから、「ジェムリッキでの建設開始から2ヶ月。5万立方メートルの掘削工事、1万立方メートルの構造体を埋め、2,638本の土壌補強杭を立てた。補強工事が完了した暁には補強杭の数は4万本に達する見込み」と発表した。工場建設は連日、着々と進んでいる。
地元の発展にも大きく貢献が期待される工場建設エリアの様子は、映像にも明らかとなってきた。基礎工事で12ヶ月かかることが見込まれており、2021年までに完了予定である。
TOGG株式会社によって工事が進んでいる工場施設の建設費用は220億トルコリラ(2931億7200万円)となる見込み。同建設エリアはブルサ広域市によっても道路整備、改修およびインフラ工事が行われる予定であり、港、自由貿易区(貿易特区)、サプライヤーなどの供給産業にも近いこともわかっている。年間17万5千台を見込む生産施設の建設には2000人が従事する予定で、2032年までに4323人の雇用が予測されている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:49975 )