オマーン:湾岸アラブ国家として初めて大使がシリアへ帰任(1)
2020年10月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア政府との断交以来、オマーンはダマスカスに大使を帰任させる最初の湾岸アラブ国家となる(1)

【ドーハ:本紙】

オマーンのトゥルキー・ビン・マフムード・ブサイディー大使の信任状がシリア政府に奉呈された。2012年より政府軍が反政府勢力に対し行ってきた攻撃を理由に各国がシリアと断交して以来、湾岸アラブ諸国からは初の大使だ。

オマーン国営通信は、3月のスルターン勅令に基づく大使の信任状がシリアの外務大臣に奉呈されと報じた。シリア内戦へと発展した紛争の初期段階において政府軍が抗議行動に対して行った攻撃を理由に湾岸アラブ諸国は2012年以降ダマスカスにある在外公館の規模縮小ないしは閉鎖したが、オマーンがこれらの国々の中で初めて大使を帰任させたという。

オマーンは、アメリカ合衆国および同盟関係にある他の湾岸諸国の圧力があったにも関わらず、2011年の民衆蜂起以降もバッシャール・アサド政権と外交関係を維持した数少ないアラブ諸国の一つである。

ハイサム・ビン・ターリク国王は1月に王位を継承した際に、引き続きあらゆる国々と友好関係を築くことを誓った。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:横尾龍汰 )
( 記事ID:49983 )