レバノン:国際社会は政府の早期形成の必要性を強調する(1)
2020年10月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国際社会はレバノンへの支援を政府の組閣に関連付ける。またヒズブッラーは失敗の原因に対処するよう求める。
【ベイルート:本紙】
レバノンのミシェル・アウン大統領が来週の木曜日に実施するよう求めた首相任命協議の結果が待たれる中、同日までに任命された首相の人選に対する合意が生じるにせよ、あるいは任命協議の日程が延期されるにせよ、レバノンの支援を目的として今月10月に開催されることが決定されていた国際会議は、フランスの手によって来月まで延期されることとなった。この延期処置については、レバノン銀行による準備金の枯渇に際し、レバノンの経済的、財政的、社会的状況が持ちこたえることが可能であるという展望について、さらなる疑問を提起することが目的である。
在レバノン国連調整官であるヤン・クビーシュ氏は以下のようにツイートを行った。「ブラティスラバで開催されたGlobsec安全保障会議の機会に、フランスのジャン・イヴ・ルドリアン外相およびドイツのハイコ・マース外相と意見交換を行った。我々の基本的なメッセージは、国内の諸改革を始動させるため、レバノンに対し、これ以上の遅れをとることなく、信頼できる政府を形成するため急ぐよう求めるということである」。同氏はまた「権限を有する政府が存在しない状況において、どのようにレバノンを支援できるというのだろうか」と疑問を呈した。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49995 )