ヨルダン:コロナによる国内死者数が増加
2020年10月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■コロナウイルスによる死者が増加し、ヨルダン人は「苦しみ始めた 」……

【ロンドン:本紙】

土曜日の朝、ヨルダンで一度に9名が亡くなったという発表は、七か月間におよぶヨルダンのコロナウイルスとの戦いという文脈 の中で、最悪のニュースとなるかもしれない。

なぜなら、本日の午前中に発表された9名の死亡は、流行曲線の専門家たちが「道路上には数千人の感染者が……死亡率が非常に高くなっている」という主旨で警告している内容を示唆するからである。

「ソーシャル・ディスタンス」を提示し、時には懇願するすべての医学的勧告の無視に立脚する社会的混乱の中で、ヨルダン社会は「苦しみ」始めた。

これに先立ち、政治家で専門医 でもあるマムドゥーフ・アバーディー博士は「クドゥス・アラビー」紙に対し、社会が警戒すること、さらには伝統的かつ社会的なメンタリティを放棄することの重要性について表明していた。アバーディー氏は同時に、死亡者数の増加は国民たちを「邪魔」し、彼らに社会的な振る舞いを是正するよう駆り立てることになるであろうとの見解を述べた。同氏はもちろん、法律と罰則を過激派と寛容派に対して適用することを呼びかけ、それは政府と厚生省の職務の本質 であり義務であるとみなした。

ヨルダンでは現在までには到達していなかった数字の壁まで死者数が増加し、その数は200名に近づいている。これは(コロナウイルスによる死亡者の)埋葬手法、セメント製の墓、それ地下水に与える潜在的影響 について議論がなされている状況下でのことだった。

(後略)

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( 翻訳者:前田遥 )
( 記事ID:50005 )