レバノン:コロナ禍のなか新学年が開始
2020年10月12日付 Al-Nahar 紙


■学校が再開...本紙カメラが捉えた教室内の様子は?

【ベイルート:本紙】

レバノンの新型コロナウイルス感染者は増加しており、今年二月から累計53,568人を超える感染者、459人の死者数を記録しているにも関わらず、ロックダウン対象外の地域に おいて新学年が始まった。首都ベイルートにある複数の学校に対する早朝取材の中で、本紙のカメラが捉えた ところによると、新学年の開始は「体温測定」「ソーシャルディスタンスの確保」「学生および教員のマスク着用」といった例外的措置の下で行われた。

新型コロナが継続的に増大する中、本日を開校日と設定することに関する教育省の主張は、生徒の家族や教育機関の間で大きな懸念を引き起こした。最近では、生徒や教師の感染を防止するため、教室やグラウンドにおいて実施可能な手段をめぐり、私立学校および公立学校において大きな混乱が生じている。しかし、こうした協議は困難を極めているようであり、授業外における監視措置と同様に、授業中の常時マスク着用を生徒に強制することは難しいのではないかという懸念を引き起こしている。また懸念は同様に、潜在的な感染対象になり得る高齢層の教員に関しても生じている。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:高橋英佑 )
( 記事ID:50020 )