シリア:アサド大統領が米国およびトルコ勢力の存在を「占領」であるとして批判(2)
2020年10月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア政権の大統領がアメリカとトルコによる占領を攻撃… 専門家らは「アサド大統領はクレムリンのスポークスマンになった」と評する
【ダマスカス:本紙】
アサド氏は声明の中で以下のように述べた。「ロシアの軍事パイロットたちや空軍に関して話すならば、私はロシアのパイロットたちが毎日のように出撃し続けたことを思い出す。そのため、私はこの先、子孫たちに彼らの勇敢さに関することを伝えるだけではなく、私たちの軍隊が(ロシア軍と)分かち合い、この戦争の間に私たちを『兄弟』たらしめた共通の価値について話すことだろう。この高貴な価値、すなわち彼らの大義への誠実さ、彼らの一般市民や無実の人々に対する庇護の念についてである。この戦争について話すことはたくさんある」。
シリア対話センターの研究員であるムハンマド・サーリム氏によると、アサド大統領がアメリカとトルコの存在を占領として描写することは新しい現象ではない。同氏によれば、アメリカとトルコの介入が、ロシアのケースのように「シリア政府—シリア体制」との調整のもとでなされていたわけではなかった事実を踏まえ、シリア体制による言説は「国家主権」的な論調で満たされていたのだという。
(後略)
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( 翻訳者:ヘス木有那 )
( 記事ID:50027 )